ケンカ友達に恋する17才。


たどり着いたのは、水道場。



蛇口をひねって、水が溜まるのを待った。




「恭平!」




ビクッ



振り返ると、体育館では一登と恭平がバスケ部の中で練習している。





ボールがゴールに入るシュッという音がここまで届く。



「ナイス、恭平!」


「おう!」



恭平の笑っている顔が窓越しに映る。







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