ケンカ友達に恋する17才。

●杏理side




───…


放課後。



私は、保健室の前に立っていた。



すると、突然保健室から神崎君が出てきた。





「初純大丈夫…?」



「あぁ…熱は下がったみたい」




神崎君は「保健の先生のとこまで行ってくる」と言って、すぐに走っていってしまった。









その後ろ姿がなんだかやけに寂しくてびっくりした。







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