ケンカ友達に恋する17才。
「具合…大丈夫?」
「うん、熱は下がったよ」
そういう初純の顔は、さっきりんごみたいに赤かったのに元に戻っていた。
「良かった♪女子達はまだ『キャ―キャ―』言ってるよ〜」
私はニヤつきながらイスに腰かけると、初純は何故かポカーンとしている。
「…なんで?」
「えっ?なんでって…神崎君が初純をここまで運んでくれたからじゃない♪それもお姫様だっこで!」
「お姫様だっこ!?//」