ケンカ友達に恋する17才。



あぁ…そうか…!



「高熱で覚えてないんだね」



「うん…」




「初純が倒れた時、神崎君がテントから全力疾走して、初純を運んだってわけ」



「そうだったんだ…」




初純は何故か下を向いてゴニョゴニョ言っている。





「どうしたの?…なんかあった?」


「……えっと…」




初純が言いにくそうにしているのを見て、私はピンッときた。








「わかった!『好き』って…言ったとか?」









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