ケンカ友達に恋する17才。

●初純side



────………



夕日が窓から差し込む。



杏理は「ゆっくり体調直してね」と言い残し、保健室から出ていった。




「そろそろ帰らなきゃ…」



私はベッドから抜け出し、カーテンを開けた。




「先生、ありがとうございました」



「あぁ…大丈夫?」



「はい」




私はベッドから降りて、先生に一礼し、保健室の扉を開けた。









ガラ…ッ









「…─!?」








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