ケンカ友達に恋する17才。



「…えっと……」




恭平は後ろを振り向き、私を見た。






「…何?」



「あの…保健室まで運んでくれて…ありがとう…っ」


「……」




「それから…っ「熱出てまで走るな」






ビクッと恭平の少し大きな声に体が震える。







「俺…行かなきゃならないところ、あるから」



「あぁ…うん…」




「……」




「…………」






恭平はただ私を見るだけ。








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