H22年2月22日


「コラー!席につけ」


担任の一声でみんなが席に座った


あの碧衣って子席どこなんだろう…


ガタっ!


隣の人座ったみたいだから挨拶しよう


そして隣をみると…
………


……





碧衣くーん!!!!


「茄谷さんだよね?」


「うん…」


「よろしくね♪」


彼の笑顔はとても可愛くて引き付けられた


「俺がお前らの担任の原竜磨(はらたつま)だ!!1年よろしくな♪」


高校の担任の先生って友達感覚で話せそうだな…


「早速なんだが学級委員男女1名ずつなって欲しい!立候補者はいるか?」


絶対入りたくないし


せっかくの高校生活なのに


立候補とかありえない


「はい!俺がやる!」


隣から大きな声が聞こえた


「よし!じゃあ男は碧衣で決定だ!女はいないか?」


碧衣君が立候補したとたん女子の手が一気に上がった


うちは無視だけどね♪


「立候補者が多いな!碧衣お前が一人選べ!」


選ばれなかった子可愛そう


「じゃあ……誰でも文句なしだよな?」

「文句なしだ!誰を選ぶ?」


ちょっと面白い展開やな


誰だろう


「決めた!……こいつ!」


「えっ…」


皆一斉にうちの方を向いた


「よし!可愛くて谷で決まりだ!」


うちですか


「うち立候補してません!!」


そういうと碧衣君が

「文句なしだろ!」

って満足げに言った


しかも可愛い笑顔を向けて


こんなんじゃ断れないじゃん


「わかりました…」


「じゃあ茄谷と碧衣な!」


これからうちの地獄な日々が幕を開けた


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