スキの魔法


階段を下りる途中…





「侑志様!!」





そう大きな声で叫ぶ声がして、仕方なく上を見る。





そこにいたのは、綾と仲のいい細井だった。





「綾華がいなくなったって、本当!?」





「…あぁ」





「どうしてっ…」





「悪い。用事があるから、行くな」






いつもと違う俺の態度に、驚く細井を残して、階段を下りた。





< 126 / 365 >

この作品をシェア

pagetop