スキの魔法
綾華 side



メガネがなくなって、周りがハッキリ見えないあたしは、とても困っていた。





隣には、心配そうにあたしを見つめる女の子。





一体…どうすればいいんだろ。





そう思っていると、後ろから男の人の声がした。





すると、横の女の子が振り返って





「お兄ちゃんっ!!」





と叫んだ。





お兄ちゃんが見つかって良かった…。急がなくて済む。





でも…あたしはどうしよう。





これじゃ歩くのは難しいし…





そんな事を考えていると、突然視界に人が現れた。






「!!!」





< 157 / 365 >

この作品をシェア

pagetop