スキの魔法



…その時、侑志に抱きしめられた。





その温もりで、





その甘い香りで、





やっぱり夢じゃないと実感する。





すっごく嬉しい…





「お願いします。」





嬉しすぎて、思わず涙が零れた。





「え!?」





侑志が目を見開く。





「…ごめん。嬉しいの。」





そう言って、笑う。





「そっか。」





侑志がそう呟いて、またあたしを強く抱きしめた。





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