スキの魔法
侑志 side



綾と一緒に学校に来なかった事を後悔する。





あっという間に2時間終わった。





心配で落ち着けず、俺はなんとなく教室を出た。





そして、学校の生徒玄関に向かう。





廊下を曲がろうとした時…





「本城綾華」





そう綾の名前を呼ぶ声がして、足を止めた。





廊下の角から顔を出して見ると…そこには女5人。





と……綾。





思わず目を見開く。





髪はボサボサ、制服は乱れて、何かあったと思わせる姿。





距離が遠いからか、綾の表情が読み取れない。





…大丈夫か?相手は5人。





でも、とりあえず…見守る事にした。




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