スキの魔法



もう我慢できねぇ…!!





俺の中の糸がプチッと切れる。





綾を叩くなんて…女でも許さねぇ。





出て行こうと、一歩踏み出した時…





「フザけてなんかいません。事実です。どうして見た目で決めつけるんですか!?」





綾が、そう、叫んだ。





驚いて怒りを忘れ、足を止める。





「っ」





女達は何も言わずに、ただ綾を睨んでいる。





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