スキの魔法



教室に戻ると…大稀が走って来た。





「何があったの?侑志」





「……別に。何もねぇよ。」





そう言って、椅子に座る。





「…だったら…」





「うるせぇ」





大稀の言葉を遮る。





じっと俺を見てくる大稀を、無視した。






……ダセぇ、今の俺。





俺って、こんなヤツだったんだ。






< 254 / 365 >

この作品をシェア

pagetop