スキの魔法




教室に行くと、いつもより騒がしい。





何でかな…?





そう思っていると、大稀君が笑顔で走って来た。





「おはよ!」





「おはよう。何かあったの?」





「うん!!今日、このクラスに転入生が来るんだって~」





もう知ってるんだ…。さすがだね…。





「男かな?女かな?」





「お……あ、どっちだろうね?」





言いかけて…やめた。





言ったら、楽しみがなくなっちゃうもんね。







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