スキの魔法
…って事で、早速お誘い。
「大稀くんッ!!今度、一緒にどこか行かない?」
笑顔で訊ねる。
「俺と?…うん、いいよ?」
不思議そうな顔をしたけど、大稀くんはオーケーしてくれた。
「本当に?」
信じられなくて訊ね返すと、
「うん。」
って、とびきりの笑顔を見せてくれた。
「やったぁ!!」
大稀くんとデートなんて…。浮かれずにはいられない。
「場所…俺に決めさせてくれない?」
「え?うん、いいよ。」
「じゃ、また決まったら教えるね。」
「うんっ」
大稀くんはそう言って、どこかへ行った。