スキの魔法
遊園地に着いて、早速乗り物に乗りまわる。
大稀くんはとても楽しそう。
そんな大稀くんを見てると、いつの間にか緊張は解けていて、あたしも楽しんでいた。
「あー楽しいッ!でも、疲れたな…何か飲まない?」
大稀くんの意見に賛成して、あたし達は近くのお店へ向かう。
ジュースを頼んで、席に座る。
一口飲むと、カラカラの喉が、一気に潤う。
「おいしいッ!」
あたしが叫ぶと、大稀くんが真似してきた。
2人で笑いあう。
“楽しい” …そう、思ってたのに…。