スキの魔法


ヴーヴーヴー




机に置いていた携帯が鳴る。





俺は立ち上がり、携帯を手に取った。





「もしもし」





「もしもし、侑志?」





俺の携帯なんだからいちいち確認すんなよ、と心の中で呟いて、





「そうだけど」





と素っ気なく返す。





「熱は?もう大丈夫なのか?」





そんな俺の態度には慣れてる大稀。




< 86 / 365 >

この作品をシェア

pagetop