女好き彼氏
「ご、ごめん…
ちょっとやりすぎた」
「あ…べべべ別にいいよぉぉ………
ああああたしも悪いしぃぃ」
あぁ………
まだ目がぐるぐる回って気持ち悪い…………。
ふらふらした足取りで前に進もうとするけど
なかなか前には進めない。
後ろにいったり横にいったりしている。
そんなあたしを見ていた光太は、
あからさまに大きなため息をついて
あたしの肩に手を置いた。
「もうちょっと行ったところに公園あるし
そこでちょっと休むか」
そう言ってあたしに
笑顔を向けてくれる光太。