女好き彼氏



なんであたし



また縛られてるの?




「あの……星野くん?」


あたしはいつの間にか星野君に縛られてしまった、自分の手首を見つめて訪ねる。


「ん?」


星野君は何?っとでも言うようにキョトンッとした表情であたしを見下げている。


「あたし……なんで縛られてるの?」


「そんなの……

俺から逃げられないようにするため」



「……っ!」


耳元で囁いてきた星野くん。


あたしの身体がビクッと動く。



「あぁ、ごめん────…







カンジちゃった?」




悪魔の笑みを浮かべてあたしの顔を覗きこんできた意地悪な星野くん。



「そんなこと……」



【そんなことない】
あたしがそう言おうとした時


星野くんの大きくて綺麗な手があたしの唇に優しく触れる。








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