女好き彼氏
初めて……
初めてあたしに見せてくれた。
嬉しい。
嬉しい。
嬉しい――
あなたはいつもどこか冷たくて感情のない表情とか、余裕があるような表情しか見せてくれなかったから………
嬉しくて仕方がない。
「星野くん…」
「星野くん…」
あたしは何度もあなたの名前を呼ぶ。
瞳に溜まっていた涙が一気に流れ出す。
星野くんは、ビックリした表情を浮かべてあたしを見てる。
「美夜?どうしたの?縛ってるところが痛くなったの?」
慌てる星野くんはあたしの手首に巻き付いていたネクタイを外す。
あたしは
我慢出来なくなった。