女好き彼氏


なんて、変態な事を、考えてたら……


「はい、そこまで」


そう言ってラブラブしている俺と美夜の中を裂いてきたのは、まさかの海哉だった。


え?えええ!?


「なんでお前までいるんだよ!」


俺の頭が驚きで混乱している。


そんな俺を見て海哉は呆れたようなため息を吐いた。


「そんなの……あんなに堂々と女の子をお姫様だっこしてったら誰だってついて来たくなるでしょ?」


まるで、俺をバカだなっとでも言うみたいに冷たい瞳で見てくる海哉。


ついでに聖斗とこ、光太…だっけ?
この二人までも呆れきっている。


っと、ゆうかショックで呆然としてるみたいだ。


美夜は可愛らしくまだ頬を真っ赤にして
のぼせたみたいにフラフラとしている。


何度見ても可愛いな、おい。


なんて、考えてたら………





「美夜……」






三人の中の誰かが美夜の名前を呼ぶ。







< 190 / 310 >

この作品をシェア

pagetop