女好き彼氏
光太くん。
ものすっごい引いてます。
弟に引かれるとかあたしこれからどうしたら……。
なんて真剣に考えてたら
ベッドの中でクスクスと笑う声。
ベッドの中を見ると……
舌をペロッと出している星野くんがいた。
お前の作戦かよっ!!
なんて
今、言えるわけもなく。
「あ…あのさぁ、光太」
「ん?なに?」
「ゼリーが食べたいから買ってきてくれない?」
「なんでもいい?」
「う、うん」
「わかった」
光太………
お姉ちゃんの目を見て話して下さい。