女好き彼氏



光太くん。
ものすっごい引いてます。


弟に引かれるとかあたしこれからどうしたら……。


なんて真剣に考えてたら


ベッドの中でクスクスと笑う声。


ベッドの中を見ると……


舌をペロッと出している星野くんがいた。


お前の作戦かよっ!!


なんて
今、言えるわけもなく。


「あ…あのさぁ、光太」


「ん?なに?」


「ゼリーが食べたいから買ってきてくれない?」


「なんでもいい?」


「う、うん」


「わかった」


光太………
お姉ちゃんの目を見て話して下さい。




< 39 / 310 >

この作品をシェア

pagetop