女好き彼氏
………別に……
あたしは、嬉しいからいいんだけど。
「そ、そんなことより
もうベッドから降りてくれない?」
「は?なんで?」
星野くんがあたしをさっきみたいにギュッと抱き締める。
「だって光太は、コンビニ行ったから隠れる必要ないじゃない?」
「は?俺はお前を抱き締めたいんだよ……」
ドキューーンッ!!
うぅ……
心臓を何かで撃たれたぁ。
あぁ、もう……
こんなカッコイイ顔でそんな甘い言葉言われたらもう何も言えないじゃん。
なんて思って
星野くんの頭をぎゅぅぅうぅッと抱き締める。
すると……
「おっ」