女好き彼氏
年下の男の子
星野くんを追いかけようと思ったけど
足が動かなくて
足が動けるようになったのは、10分ぐらいたってからだった。
「星野くん!」
そう叫んで美術室から出た。
当たり前だけど星野くんはもういない。
ここが美術室でよかった…………。
美術室と音楽室は校舎から離れたところに建ってるから授業がないと誰もやってこない。
だから今、ここにはあたししかいない。
だから泣いてもバレない。
そう思って
涙をポロポロ流していると…………
「抱き締めてあげよっか」