君には、絶対に…
【バレンタインの贈り物】
「やっぱりさぁ、手編みのマフラーって重くないかな?既製品の方が無難な気がしてきたんだけど…。」
「それはこの前も言ったじゃん。手編みの方が絶対嬉しいって!」
今日もまた、俺は定例行事になっている行事の真っ最中だった。
初めて電話をくれたあの日から、ほぼ毎日同じぐらいの時間に電話が来る。
そして、毎回同じような内容の話をして、たまに違う話をしながら笑って、一緒の時間を過ごしてきた。
「そうかな~…?受け取ってくれるかな…。」
「雪乃ちゃんの悪い癖だよ?悪い方向に考えるところ。大丈夫!きっと上手くいくよ!」
こうして話をするようになっていくにつれて、当たり前だけど、前以上に仲良くなった。
苗字で呼んでいたのが名前で呼ぶようになったし、前よりも自分の話をするようにもなった。
たぶん、俺は雪乃ちゃんのことを周りの誰よりもではないかも知れないけど、人並み以上に知っていると思う。
そう思えるぐらい話してきたから、少しは自信がある。
でも、きっと、もうすぐこの関係は終わってしまう…。
「それはこの前も言ったじゃん。手編みの方が絶対嬉しいって!」
今日もまた、俺は定例行事になっている行事の真っ最中だった。
初めて電話をくれたあの日から、ほぼ毎日同じぐらいの時間に電話が来る。
そして、毎回同じような内容の話をして、たまに違う話をしながら笑って、一緒の時間を過ごしてきた。
「そうかな~…?受け取ってくれるかな…。」
「雪乃ちゃんの悪い癖だよ?悪い方向に考えるところ。大丈夫!きっと上手くいくよ!」
こうして話をするようになっていくにつれて、当たり前だけど、前以上に仲良くなった。
苗字で呼んでいたのが名前で呼ぶようになったし、前よりも自分の話をするようにもなった。
たぶん、俺は雪乃ちゃんのことを周りの誰よりもではないかも知れないけど、人並み以上に知っていると思う。
そう思えるぐらい話してきたから、少しは自信がある。
でも、きっと、もうすぐこの関係は終わってしまう…。