君には、絶対に…
「遅ぇぞ、将人!!って…あ、あれ!?み、未来(みく)先輩!?何で!?」
さっきまで怪訝な表情をしていた睦の表情が、いきなり明るく、満面の笑みに変わり、2人に駆け寄っていく。
将人が連れてきたのは、女子バスケ部でキャプテンをしている【佐藤未来】だった。
バスケ部に興味もない俺でさえ、未来先輩のことは知っている。
「先輩なんてやめてよ~!先輩なんてガラじゃないんだから!」
未来先輩も笑顔を見せながら、駆け寄っていった睦の右肩を軽く叩いていた。
未来先輩のことを知らない人は、うちの学校内にはいないかも知れない。
それぐらい、未来先輩は有名な人だと思う。
成績は部活をやっているにも関わらず、上位クラスだし、バスケは本当に巧いし、何より、両頬に笑窪を作る笑顔は本当に可愛い。
身長が160cm半ばぐらいで、ちょっと幼い顔つき、パッチリとした二重瞼で、髪は真っ黒で腰まである綺麗なストレート。
パッと見おっとりしてそうな雰囲気なんだけど、すごく活発で、バスケをやっている時は、普段と違う雰囲気があるというか…。
俺からしたら、住む世界が違う人っていう感じがする人だ。
「あー伊原君!!私のこと知ってる!?伊原君って本当にバスケ巧いよね!!」
未来先輩は、1人取り残され、ゴールの下で呆然としている俺を指差し、ものすごい勢いで走ってきて、また笑顔で俺に話しかけて来てくれた。
未来先輩と顔を合わせるのは、初めてだった。
バスケをしているところは、何度か覗いたことがあっても、話したりすることなんてなかったから。
だいたい、こんな人と話す日が来るとは思ってもいなかったから、バスケの試合とかとは違った緊張感を感じる…。
さっきまで怪訝な表情をしていた睦の表情が、いきなり明るく、満面の笑みに変わり、2人に駆け寄っていく。
将人が連れてきたのは、女子バスケ部でキャプテンをしている【佐藤未来】だった。
バスケ部に興味もない俺でさえ、未来先輩のことは知っている。
「先輩なんてやめてよ~!先輩なんてガラじゃないんだから!」
未来先輩も笑顔を見せながら、駆け寄っていった睦の右肩を軽く叩いていた。
未来先輩のことを知らない人は、うちの学校内にはいないかも知れない。
それぐらい、未来先輩は有名な人だと思う。
成績は部活をやっているにも関わらず、上位クラスだし、バスケは本当に巧いし、何より、両頬に笑窪を作る笑顔は本当に可愛い。
身長が160cm半ばぐらいで、ちょっと幼い顔つき、パッチリとした二重瞼で、髪は真っ黒で腰まである綺麗なストレート。
パッと見おっとりしてそうな雰囲気なんだけど、すごく活発で、バスケをやっている時は、普段と違う雰囲気があるというか…。
俺からしたら、住む世界が違う人っていう感じがする人だ。
「あー伊原君!!私のこと知ってる!?伊原君って本当にバスケ巧いよね!!」
未来先輩は、1人取り残され、ゴールの下で呆然としている俺を指差し、ものすごい勢いで走ってきて、また笑顔で俺に話しかけて来てくれた。
未来先輩と顔を合わせるのは、初めてだった。
バスケをしているところは、何度か覗いたことがあっても、話したりすることなんてなかったから。
だいたい、こんな人と話す日が来るとは思ってもいなかったから、バスケの試合とかとは違った緊張感を感じる…。