君には、絶対に…
「そろそろ2on2でもやろう。俺、アップ済んだし。」
睦と未来先輩が盛り上がっているところを見ながら、睦はいつもと変わらぬ表情で、低い声で2人に言った。
睦の言葉を聞いた瞬間、未来先輩が少し焦った表情を見せる。
「ちょ、ちょっと待ってよ!私はアップだってしてないし、着替えてもいないんだから!!」
ほんの数秒前まで、睦と笑って話していた未来先輩が、焦った表情をしながら、すぐに女子更衣室に駆け込み、数分後、ジャージ姿で出てきた。
ジーパンに水色の薄い長袖を着ていたさっきまでと、ジャージを着て出てきた今とでは、未来先輩の表情は明らかに違っていた。
何て言うか、可愛い印象から、一気にかっこいい印象に変わった感じがする。
「あと5分待って。すぐにアップするから。」
長い髪の毛をゴムで結びながら、未来先輩はそう言って、黙々とシュート練習を始めた。
未来先輩が両手で放つシュートは、見ているこっちが気持ち良くなるほど、綺麗にリングに吸い込まれ、レベルの差を見せ付けられる…。
元々レベルが違うのは分かっていたけど、こうも差を見せ付けられると、ちょっと悲しくなる…。
ちょっとナイーブになっている俺を他所に、他の3人は試合をやりたがっていて、勝手にチームまで分けられ、俺は未来先輩と一緒のチームになった。
睦と未来先輩が盛り上がっているところを見ながら、睦はいつもと変わらぬ表情で、低い声で2人に言った。
睦の言葉を聞いた瞬間、未来先輩が少し焦った表情を見せる。
「ちょ、ちょっと待ってよ!私はアップだってしてないし、着替えてもいないんだから!!」
ほんの数秒前まで、睦と笑って話していた未来先輩が、焦った表情をしながら、すぐに女子更衣室に駆け込み、数分後、ジャージ姿で出てきた。
ジーパンに水色の薄い長袖を着ていたさっきまでと、ジャージを着て出てきた今とでは、未来先輩の表情は明らかに違っていた。
何て言うか、可愛い印象から、一気にかっこいい印象に変わった感じがする。
「あと5分待って。すぐにアップするから。」
長い髪の毛をゴムで結びながら、未来先輩はそう言って、黙々とシュート練習を始めた。
未来先輩が両手で放つシュートは、見ているこっちが気持ち良くなるほど、綺麗にリングに吸い込まれ、レベルの差を見せ付けられる…。
元々レベルが違うのは分かっていたけど、こうも差を見せ付けられると、ちょっと悲しくなる…。
ちょっとナイーブになっている俺を他所に、他の3人は試合をやりたがっていて、勝手にチームまで分けられ、俺は未来先輩と一緒のチームになった。