君には、絶対に…
「3P!?」
前半・後半含めて、ほぼシュートを放たなかった俺がシュート体勢に入ったことに、敵味方関係なく、驚きの声が聞こえる。
でも、俺はそんな言葉に惑わされずに、そのままシュートを放った。
未来先輩が言っていたように、ジャンプする際、両足で踏ん張って跳べる分、中に切り込むドライブとかをするよりも楽に感じるし、痛みもドライブよりは感じない。
ただ、問題はそこじゃない。
放ったシュートが入るか入らないかが重要なんだ。
俺は指先から離れたボールを目で追いかけながら、着地した。
俺の指先から離れたボールは、低い弾道で、一直線にリングに向かっていた。
『ガンッ!!』
「リバウンド!!」
俺の放った3Pシュートはリングに弾かれた…。
あと数cm奥に行っていれば、ボールはリングに吸い込まれていたのに…。
落ち込みかけていた俺を他所に、将人がリングに弾かれたボールを空中で叩いて、そのまま押し込んでくれた。
「まさか、3Pに行くとは思わなかったよ。ナイス判断!」
後半が始まってから、5分近く経って、ようやくシュートが入ったことで、将人は少し笑いながら、俺の尻を叩いた。
でも、そんな言葉をかけられたって、何も嬉しくない。
シュートは決められなきゃ意味がない。
ただでさえ、10点もリードされている状況だから、シュート1本を外して、チャンスを無駄にするのは、命取りになる。
それに、手っ取り早く点差を詰められる3Pがフリーで放てる状況なんだから、入れなきゃいけないシュートだった。
前半・後半含めて、ほぼシュートを放たなかった俺がシュート体勢に入ったことに、敵味方関係なく、驚きの声が聞こえる。
でも、俺はそんな言葉に惑わされずに、そのままシュートを放った。
未来先輩が言っていたように、ジャンプする際、両足で踏ん張って跳べる分、中に切り込むドライブとかをするよりも楽に感じるし、痛みもドライブよりは感じない。
ただ、問題はそこじゃない。
放ったシュートが入るか入らないかが重要なんだ。
俺は指先から離れたボールを目で追いかけながら、着地した。
俺の指先から離れたボールは、低い弾道で、一直線にリングに向かっていた。
『ガンッ!!』
「リバウンド!!」
俺の放った3Pシュートはリングに弾かれた…。
あと数cm奥に行っていれば、ボールはリングに吸い込まれていたのに…。
落ち込みかけていた俺を他所に、将人がリングに弾かれたボールを空中で叩いて、そのまま押し込んでくれた。
「まさか、3Pに行くとは思わなかったよ。ナイス判断!」
後半が始まってから、5分近く経って、ようやくシュートが入ったことで、将人は少し笑いながら、俺の尻を叩いた。
でも、そんな言葉をかけられたって、何も嬉しくない。
シュートは決められなきゃ意味がない。
ただでさえ、10点もリードされている状況だから、シュート1本を外して、チャンスを無駄にするのは、命取りになる。
それに、手っ取り早く点差を詰められる3Pがフリーで放てる状況なんだから、入れなきゃいけないシュートだった。