君には、絶対に…
9月24日。
痛みに耐えながら、何とか眠りについたものの、右足から焼けるような熱さと激痛を感じていたから、熟睡なんて出来なかった…。

だから、ものすごく目覚めは悪いし、目覚めた瞬間、昨日見た医務室での光景が鮮明に浮かんできて、気持ちまで重くなった…。

あんなことがあったから、今井さんにも、睦にも会うのが気まずい…。

どんな顔をして話せば良いのか分からない…。

そんなことを考えていると、自然と吐き気まで催してくる…。

燃えているかのような熱を帯びている右足を若干引きずりながら、何とか朝食の用意されているリビングにたどり着いた。

地面にかかとを付けられないほどではないけど、かかとを着けようとすると、右足が結構痛む…。

誰がどう見ても、学校に行けるような状態じゃない。
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