元気あげます!
3月は通学することがほとんどないため、ひかるは朝から、智晴といっしょに仕事をするようになりました。
朝から、玄関と庭の掃除をして、お客様用のスリッパの点検、靴磨きとこなし、廊下の水ぶきが終わったところで、ひかるがバケツをしまって智晴の方へ廊下を早足で歩いてくると、突然、水がこぼれていた個所があり、ひかるは足をすべらせてしまいました。
ツルッ・・・「きゃっ!」ドテッ・・・
「あいたたたた・・・足打ったぁ・・・」
「ひかる!大丈夫ですか?」
「大丈夫じゃないみたい・・・痛い。あ、でも・・・トモは自分のお仕事やってて・・・。ちょっとじっとしたら、おさまると思うから。」
「ちょっと見せてください。あ・・・この水は・・・。すみません、私がさっきバケツから垂れてた水をきれいにふき取っていませんでした。そのせいで・・・」
「どんまいって。やっちゃったもんは仕方ないよ。
私もびしょびしょの雑巾でふいて、室長に怒られたもの。
あいたた・・・でも・・・まずいかも・・・。湿布しないと腫れるかなぁ。」
「じゃ、医務室まで私が・・・」
智晴はひかるをお姫様抱っこのように抱きあげると、医務室まで歩きだしました。
「あっ・・・ちょっと・・・トモ、下ろして。こんなのはずかしいって。」
「いえ、私の責任で怪我を負わせてしまったんですから、じっとしていてください。」
そして、ひかるは膝の横に内出血する打ち身ということで、塗り薬と湿布薬を貼ってもらい、ひざの上下にかかる包帯をまいてもらいました。
医務室を出ると、もうお昼になってしまったので、食堂に向かうことになったのですが、ひかるが足をひきずって歩こうとすると、智晴はまたひかるを抱きかかえました。
「あっ、もう歩けますって。食堂にこんなので行ったら、目立ち過ぎますし。」
「遠慮しないでください。ひかるさん、軽いですし、食堂までは階段もありますから。」
朝から、玄関と庭の掃除をして、お客様用のスリッパの点検、靴磨きとこなし、廊下の水ぶきが終わったところで、ひかるがバケツをしまって智晴の方へ廊下を早足で歩いてくると、突然、水がこぼれていた個所があり、ひかるは足をすべらせてしまいました。
ツルッ・・・「きゃっ!」ドテッ・・・
「あいたたたた・・・足打ったぁ・・・」
「ひかる!大丈夫ですか?」
「大丈夫じゃないみたい・・・痛い。あ、でも・・・トモは自分のお仕事やってて・・・。ちょっとじっとしたら、おさまると思うから。」
「ちょっと見せてください。あ・・・この水は・・・。すみません、私がさっきバケツから垂れてた水をきれいにふき取っていませんでした。そのせいで・・・」
「どんまいって。やっちゃったもんは仕方ないよ。
私もびしょびしょの雑巾でふいて、室長に怒られたもの。
あいたた・・・でも・・・まずいかも・・・。湿布しないと腫れるかなぁ。」
「じゃ、医務室まで私が・・・」
智晴はひかるをお姫様抱っこのように抱きあげると、医務室まで歩きだしました。
「あっ・・・ちょっと・・・トモ、下ろして。こんなのはずかしいって。」
「いえ、私の責任で怪我を負わせてしまったんですから、じっとしていてください。」
そして、ひかるは膝の横に内出血する打ち身ということで、塗り薬と湿布薬を貼ってもらい、ひざの上下にかかる包帯をまいてもらいました。
医務室を出ると、もうお昼になってしまったので、食堂に向かうことになったのですが、ひかるが足をひきずって歩こうとすると、智晴はまたひかるを抱きかかえました。
「あっ、もう歩けますって。食堂にこんなので行ったら、目立ち過ぎますし。」
「遠慮しないでください。ひかるさん、軽いですし、食堂までは階段もありますから。」