恋愛短編小説集
食後にいつもお兄ちゃんがいれてくれるココア
日によってミルクを入れてくれたり
ハチミツいれてくれたり
私の顔色を伺って作ってくれる
これも……甘えてるってことになるんだよね
「…ねぇ、お兄ちゃん……私ね、もう大丈夫だよ!」
隣のソファーに座るお兄ちゃんへ
身を乗り出して私は話した
「これからは自分でココアもいれるし!」
夏にはカルピスを作ってくれる
お兄ちゃん
「勉強も自分一人でできる!」
わからない所があると
いつも私の隣にいてくれた