25歳ー美桜ー
生きなくちゃ…
海野からキャバクラを辞めてくれと言われ、美桜は戸惑っていた。
『辞めてくれと言われても…生活していけないだろう?』
海野は相変わらず仕事に就いては退職しを繰り返していた。
貯金は海野の新しい車代に消えた。
追い討ちをかけるように海野はバンドを始めた。
スタジオ代、ライブ代、衣装代…。
部屋の隅で通帳とにらめっこをしていた美桜は目眩を感じた。
『…キャバ辞めたら野垂れ死にだなぁ…』
浅い絶望感に包まれる。
中卒の美桜にとってキャバ以外での高収入はあまり望めない。
モデルも海野の両親から辞めるように言われ、所属していた事務所を辞めた。
『どうしよう…』
幸せと不幸せを背負った女、美桜。
彼女は徐々に壊れていく。
『辞めてくれと言われても…生活していけないだろう?』
海野は相変わらず仕事に就いては退職しを繰り返していた。
貯金は海野の新しい車代に消えた。
追い討ちをかけるように海野はバンドを始めた。
スタジオ代、ライブ代、衣装代…。
部屋の隅で通帳とにらめっこをしていた美桜は目眩を感じた。
『…キャバ辞めたら野垂れ死にだなぁ…』
浅い絶望感に包まれる。
中卒の美桜にとってキャバ以外での高収入はあまり望めない。
モデルも海野の両親から辞めるように言われ、所属していた事務所を辞めた。
『どうしよう…』
幸せと不幸せを背負った女、美桜。
彼女は徐々に壊れていく。