love you
愛
それからずっとお母さんゎ私のおなかをなでていた。
優しく優しく、わずかにほほえみながら。
お母さん、私と龍司の赤ちゃんを受け入れてくれたのかな。
私の気持ち、分かってくれたのかな。
そう思えば思うほど、
心のそこから赤ちゃんを産みたいって気持ちがこみ上げてくる。
お父さんゎ私の妊娠をしったらなんていうだろう。
こんな穏やかなお母さんでさえもあんなに動転してたのに、
お父さんだったら一体どうなってしまうんだろう。
怖い。けど、お父さんになんと言われようが私ゎ産むよ。絶対に産む。
絶対にこの子を産むのをあきらめたりしない。
世間の人たちにどう思われようが、
へこたれたりなんかするもんですか。
私ゎこの子を立派に育ててみせる。
私ゎこの時、心に決めた。