love you
「亜海・・・」
龍司が私の後につずいて名前を呼んだ。
不思議と目から涙が流れ落ちた。
もし、もし私達のところに生まれてこなければ、
こんなめにならなかったのかな
この子のお母さんが私じゃなかったら・・・
この子ゎこんな苦しい思いしなくてよかったのかな
私のせいで・・・
「亜海、ゴメンね・・・
こんなママでゴメン」
「まなみ・・・
誤ることなんかないよ
きっとアミも幸せだよ。
こんな愛してくれるお母さん滅多にいないよ」
「もしこの子のママが私じゃなかったらこの子ゎこんな・・・」
その言葉をいいかけた瞬間、かすかに赤ちゃんが顔を左右に振った。
「そんなコト言わないで?わたしは幸せよ?」
そう言った気がした。
その瞬間、心の奥が暖かくなるのを感じた。
抱きしめたい・・・
私の心にそんな気持ちが浮かんだ。
ぎゅ-って思いっきり抱きしめて、
ほっぺたにキスしてあげたい。
私が授かった子ゎなんて優しく、強く、そして暖かい心を持った子なんだろう。
私にゎもったいないくらいだよ・・・