続・ダイエット大作戦!
「ヤッパリ、ヒーちゃんじゃ!」


そう言って私の手を掴みブンブンと振ってきた。


「山田様、お嬢様を手荒に扱わないで頂けますか?」


そう言って私とコウ君の間に輝が入って来た。


笑ってはいるが目が笑ってない輝に私は鳥肌が立った。


「すまんのう。でも小学生の時と全然違うから気づかなかったんよ。昔はもっと丸っこかったからのう~」


「あの頃はね……」


「じゃがヒーちゃん綺麗になったのう。」


コウ君はそう言って私をジッと見た。


「ありがとう。」


私がそう言うのと同時に鐘が鳴り、輝とは気まずいまま授業が始まった。
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