続・ダイエット大作戦!
「輝?」


男達が居なくなってからも、輝はずっと怖い顔をしていた。


恐る恐る顔を覗き込むと、背中に輝は腕を回してきた。


「ごめん……」


輝はギュッと力を入れポツリと言った。


「俺の勘違いだったんだな…。」


「えっ?」


「晃一が俺の所に来て教えてくれた。」


(晃一が?)


でも晃一は、今日はまどかに告る日だったよな?


屋敷まで来て大丈夫だったのかと不安な顔をしていると、輝は大きな手を私に乗せてきた。


「晃一は、まどかと付き合うって行ってたぞ。」


「本当!?」


「ああ、屋敷まで2人で来たからな。『俺はまどかと付き合うんじゃから、姫香を大事にせい!!』て言われて一発殴られた。」


苦笑いしながら、さする輝の頬はほんのり赤くなっていた。
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