続・ダイエット大作戦!
指に何かをはめられ、ゆっくり顔を上げると指には小さなハートがついた指輪がはめられてた。


「輝!これ……」


「クリスマスプレゼント。」


「でも、私は…」


輝と喧嘩したままだと思っていた私はクリスマスプレゼントを用意していなかったのだ。


「わかってるよ。良いんだ。」

クスッと笑うと輝は抱きしめてきた。


「明日、姫香の1日を俺にくれ。」


「それだけで良いの?」


「姫香が側にいてくれれば良いんだ。」


ギュッと力を入れて私を抱きしめた後、ゆっくりと離し、私の手を握った。


「もうこんな時間だ。帰るぞ。」


「うん!」


私は、手に輝の温もりを感じながら屋敷に帰った。
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