続・ダイエット大作戦!
輝がそこに居るのを見て、父も目を丸くしていた。


「姫香、元気そうだな。」


大人っぽくなり、声も少し低くなったが、私に微笑む輝は、何も変わってない。


「なっ何で?」


私は輝の姿を見て涙が流れた。

「何で…黙って居なくなっちゃったの?」


「ごめん…」


「ごめんで済んだら警察は要らないんだよ!!ずっと…ずっと……」


言いたいことが沢山有るのに、涙が邪魔をして声が出ない。


「輝、お前。本当に社長なのか?」


「はい。姫香様に相応する権力を取り、姫香様を迎えに参りました。」


「そうか、まさか此処まで姫香に対する想いが強いとは思わなかったぞ。」


「これで、私と姫香様の交際を認めて頂けますでしょうか?」

「ここまでされたら、認めざるを得ないだろ。俺は邪魔みたいだから、先に屋敷に戻っているぞ。」


父は、そう言うと部屋から出て行った。
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