続・ダイエット大作戦!
(嘘、ついちゃった……)


私はヤッパリ、コウ君の事が気になり探していた。


「どこにも居ないなぁ~。」


教室にも屋上にも居なく、私は外で探していると上から何かが降ってきた。


見上げるとコウ君が木の枝に寄りかかって寝ていた。


「コウ君!」


私がそう言うとコウ君は、驚き目を覚ました。


「あっヒーちゃん…」


そう言って私を木から見下ろしてきたコウ君の頬が涙で濡れているのを私は見逃さなかった。

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