続・ダイエット大作戦！

「なっ！」


翼はゆっくりと私に近づいてきて、私はゆっくり後ずさりをした。


後ずさりをしていると背中に冷たい感触がはしった。


（しまった！壁だ！）


翼は、二ヤッと笑ってトンッと私の顔の横に手を置いた。


（輝にも同じ様な事をされたような…）


そんな風に呑気に考えてるのもつかの間、翼が私の顎を掴んで顔を上げさせられた。


「前も言ったけど俺のこと男として見てよ。俺は、もう子供じゃない。姫香の身長よりも大きくなったし…。」


翼はそう言うと顔を近づけてきた。


（キスされる！）


逃げようにも翼は意外にも力があり、逃げることが出来なかった。