続・ダイエット大作戦!
教室に戻ると、輝と礼二は制服に戻っていた。


「お嬢様!」


輝は私に気づくとスタスタと歩いてきた。


「ヤッパリ似合わないよね…」

輝がジッと私を見るので私がそう言うと、輝は眉を寄せた。


「自分の彼女を可愛いと思わない男がどこにいるんだよ。」


輝は耳元でボソッと言った。


「では、お嬢様。私は回って来ますので、後ほど。お仕事頑張って下さい。」



輝は、そう言ってお辞儀をすると礼二と一緒に教室から出て行った。


「姫香似合っておるのう。」


後ろから声がして振り返ると晃一が執事姿で立っていた。
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