続・ダイエット大作戦!
「晃一も似合ってるよ。」


「そうかのう。」


晃一はそう言って照れていた。

「もうお客さん来てるんだから早く来て!」


クラスの子にそう言われ私達は急いで向かった。


「お帰りなさいませ。ご主人様!」


「お帰りなさいませ。お嬢様!」


私と晃一は入口の所でお客さんを迎える係になった。


「あっ姫香ねえだぁ~。」


入口の所に立っていると翼がニコッと笑ってきた。


「翼。なんでいるの?」


「なんでって言われても…。僕この学校に行きたいから見に来たんだよ。僕が来ちゃ嫌?」


翼は目を潤ませ私の顔を見てきた。


「嫌じゃないよ!楽しんで行ってね。」


「うん!あれ輝にいは?」


「輝は前半だったから今はいないよ。」


「姫香、この子誰なんじゃ?」

晃一は、私と翼を見て首を傾げた。
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