続・ダイエット大作戦!
(キスされる!)


そう思って固まっていると、キスする寸前で輝の顔が離れた。

「姫香、何して欲しい?」


(わかってるくせに)


輝は意地悪く笑って私の顔を見てくる。


「何もしなくて良いから!」


そう言って輝の胸を押すと手を掴まれた。


「今は姫香がメイドで俺がご主人様なんだよ。ほら、姫香。言いなさい。」


耳元で言う輝の低くて甘く掠れた声。


私は、この声に逆らうことが出来ない。


「…スして…」


「何だ?」


「キス…して…」


私がそう言うと輝は優しく笑った。
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