続・ダイエット大作戦!
「姫香、俺で悪いのじゃが我慢してくれ…」


そう言って晃一は、顔を近づけてきた。


「待って下さい!王子様。」


舞台の横から声がして見てみると、そこには執事の格好をした輝がいた。


「王子様、私は姫様を愛しております。どうか姫様の事はお諦め下さい。」


輝の言葉に、周りの人達は驚きざわめいた。


「俺に姫を諦めろと言うのか?」


晃一はアドリブで台詞を言う。

(さすが演劇部というか…)


< 82 / 170 >

この作品をシェア

pagetop