猫山Cafeの猫山さん
「誰なのよ!?
白状しちゃいなさい?」


冴がじりじりと詰め寄る。


「えー…?
マジかよ??」


義樹はなんとか逃れようとしたが、そうはいかないと冴と賢人が攻める。


「…頼。」


義樹がつぶやいた。


え?


…私?


「ってことにしといてよ♪」


義樹がいたずらっぽく笑った。


「…なにそれ?
びっくりするじゃん!」


自分で聞き出したくせに、冴は焦っていた。


ってか私が一番焦ったよ!?


義樹は何でもないように笑ったけど、なんだかドキドキが止まらなかった。


勘弁してよ…


私は呆れたように笑った。
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