猫山Cafeの猫山さん
「頼、猫さんとこ行くよ♪」


放課後、冴がいつものようにやって来た。


「…今日はやめとく。」


今日は会えない。


こんな気持ちのまま会えないよ。


「…どうしたの?
何かあった??」


冴が心配そうに首を傾げた。


「…話し聞いてくれる?」


話してしまいたかった。


こんなモヤモヤした気持ちのままではいられない。


「当たり前でしょ♪
ちょっと待ってね?」


そういうと冴は賢人に駆け寄り、何かを話してから戻ってきた。


「賢人と約束あった?」


「良いの良いの♪
賢の事より、頼の事だよ?
行こ!
家で話そ?」
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