猫山Cafeの猫山さん
「なにが暇だよ♪
これからだろ?
俺達は無くした一年分を遊んで取り返すんだよ!」


義樹が嬉しそうに言った。


「何が無くした一年よ!
皆に良いように言われて、私達を生徒会に巻き込んだ張本人が!!」


冴は今日もご立腹気味。


「まぁまぁ♪
そのおかげで、毎日賢人と一緒にいられただろ?」


義樹がニヤニヤと笑うと、冴と賢人は顔を見合わせた。


「生徒会室じゃ楽しくない!!」


珍しく、賢人が拗ねたように言った。


「まぁそう言うなよ?
頼なんて、兄貴と会う時間減ってたんだぞ?」


義樹が賢人を慰めた。


「よっちゃんがそれを言うわけ!?」
< 113 / 130 >

この作品をシェア

pagetop