猫山Cafeの猫山さん
店内はすごく賑やか。


いつのまにか新生徒会役員まで来ちゃってるし。


私は少し休憩。


Cafeの裏口から外に出た。


小さなガーデニングスペースになっている庭に、猫山さんと二人で選んだベンチがおいてある。


「頼、どうしたの?」


私がいないことに気づいてくれたようで、猫山さんが心配そうに私を見た。


「ちょっと休憩かな♪
中、騒がしくしちゃってごめんね?」


もう少し静かな食事会になるはずだったのになぁ。


「いや、僕も楽しいよ♪」


「なら良かった♪」


見つめ合って笑った。


「お隣、よろしいですか?」


猫山さんは冗談っぽく言いながらベンチに座った。
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