猫山Cafeの猫山さん
「色々あったね?
頼が生徒会に入るとは思わなかったし。」


「私も思わなかったよ?
なんか不思議だよね…
英語もこんなに成績良くなるとは思わなかったし、義人のおかげだね♪」


私達は目を見合わせて笑った。


「去年の今頃…
別に今更言う程の話じゃないかも知れないけど…」


義人が手に持っていたカップをいじりながら言った。


「頼はもしかしたら義樹の方へ行ってしまうかもしれないって、思った…」


「…え?」


去年の今頃。


それは義樹が転校してきた頃。


そして義樹に告白された頃でもあり、義人さんに罪悪感を感じた頃。
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