猫山Cafeの猫山さん
「大学でもよろしくね♪」


冴は嬉しそうに笑った。


「またお前らと一緒かよ?」


義樹はニヤリと笑いながら言った。


「楽しい三年間だったね♪」


賢人は校舎を見上げながら言った。


「うん♪」


私も笑っていた。


「…私も皆さんの大学に行けるように頑張ります。」


景子ちゃんは、少し赤くなったままの鼻を隠そうともせずに微笑んだ。


「おう、待ってるからな?」


義樹が嬉しそうに景子ちゃんの頭を撫でた。


「そろそろ行きましょうか?」


冴が言った。


私達は校舎に背を向けると、校門へ向かって歩きだした。
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